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2012年03月24日

止める技術、蹴る技術

2012 Jリーグディビジョン1 第3節 コンサドーレ札幌



1週間で3度目の試合となった第3節。
そういったハード日程の中、選手たちがどういうパフォーマンスを見せるか。
オフサイドとなり、公式上シュートとはならなかったが、試合開始早々の1分に、原口元気の代わりに出場となった矢島慎也がチャンスを迎えた。
槙野智章がランコ・デスポトヴィッチにボールを渡そうとするがスルーし柏木へ、柏木から矢島にラストパス。



一方、コンサドーレ札幌も内村圭宏がレッズDFの裏を抜け出すが、1度のトラップが帰陣させることとなりシュートコースはなくなってしまった。



この後も両者ともにチャンスを迎えるが決定的なものがない中、32分。
コンサドーレがCKの場面。
蹴った先はボックス内ではなく、ペナルティーアーク。
そこには、フリーとなった山本真希が大きなトラップながらもGK加藤順大にとってDFがブラインドとなった瞬間に放ったボレーは見事な得点を生みだした。



レッズは、序盤こそ左サイド重視の攻撃構築が目立ったが、徐々にそれは右サイドへと移っていく。
決定打となったのは、最終ラインに入った永田充からの大きなボールである。
それを平川忠亮が受け取るとゴールラインぎりぎりでクロス。
そのクロスは、高木純平の背後をとった柏木陽介が落ち着いてゴール。
45+1分という前半ギリギリで同点に追いつくこととなった。



同点に追いついたが、ランコに入るボールは若干のずれがあり、トップで起点を作れていなかった。
また、柏木などもトップに入りトラップしようとするが、それは大きなものとなり同様に攻撃構築を形成できず。
数センチ単位でボールを出す技術、止める技術のなさが露呈した場面でもあった。



61分に、矢島は足をつってしまいポポと交代。
そのポポがペナルティーアークで倒されレッズはFKを獲得。
阿部勇樹がボールを置き直し、指示していたところを柏木がコースを狙って蹴り込み見事な逆転弾となった。
柏木のピークはリーグ中盤かと思っていた(毎年のように見せるスーパーループシュートを基準とすると)のだが、どうやら今季にかける思いはこれまでとは違うものなのだろう。
それがこの試合2得点という結果につながった。



その後も、67分、サイドチェンジから梅崎司がカットインしシュートを見せる。



一方、逆転されたコンサドーレは本当に同点に追い付きたいのか、逆転したいのかと聞きたくなる状況に陥ってしまう。
横パスに終始しレッズDFを脅かすような攻めを見せなかったからだ。
そういった場面を見て忸怩たる思いが李昊乗をレッズゴール前まで突き動かしたのだろう。
また、前田俊介がまだまだ周りとの信頼関係を築けていない場面が見受けられた。
54分である。
前田がヒールで浮かしたボールを前にいる近藤祐介に送るのだが、反応できず。
攻撃にアクセントを加えようと前田を獲得したのだろうが、これでは宝の持ち腐れ。
早くチームに溶け込むことが必要である。



リーグ開幕戦こそ破れたものの、そのあとはナビスコカップを含め公式戦3連勝。
レッズの快進撃は続く。

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