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2010年12月27日

天皇杯準々決勝は今季を集約した試合

天皇杯 準々決勝 ガンバ大阪



Jリーグは、12月4日に終わり、約3週間ぶりの公式戦となった天皇杯準々決勝。
その間、トレーニングマッチFC東京戦が行われただけ。
そのためか、たしかに、動きは軽快である。
しかし、よく動きすぎているため、フットボール本来の目的であるゴールまで結び付かない。
体力があるため、脳疲労は起こしていない。
そのため、いろいろなことを考え過ぎ(アイデアが湧き過ぎ!?)、フィニッシュまでいけていないのだ。
①フィニッシュまでいけない



ゲーム開始直後にみせてくれた堀之内聖のオトリとなる動き。
スルーからのダッシュ。
この動きはまるで柏木陽介だが、良いねぇホリ。
中盤での働きを理解してくれているようだ。
そう、労働者ばかりではゲームは成り立たない。
このような見事な動きを見せてくれていたホリは、49分にけがのため交代。
②早い時間帯に交代。そのため、交代枠の構想が崩れる



「交代」をキーワードに考えると、フォルカー・フィンケは警告を受けた人間は必ず交代させいていた。
2枚目のイエローカードをもらわないためである。
しかし、今回の試合は違った。
山田暢久は警告を受けたが、彼を交代させることはなかった。
彼が重要な選手であるから外せないという考えはできるが、真相は交代出場できるセンターバックがいないということだろう(負けていたしね)。
③センターバック不在(永田充の獲得で、来季、この問題は少しは解消されたか)



カメラに映し出される両チームの守備陣の姿。
特に、山岸範宏と藤ヶ谷陽介。
圧倒的にギシが多い。
それは、「攻め込まれている」ということではなく、バックパスが多いため。
そして、大きく蹴りだしたボールは、相手に取られてしまう。
④自分たちのボールを放棄。ビルドアップが下手



フットボールの目的はゴールを奪うこと。
レッズは、「誰もがゴールをとれるチーム」を目指してきた。
この命題は良い。
しかし、ゴールを必ず取れる人がいないというのも事実。
たとえば、エジミウソンはJリーグで16点取ったが、得点してほしいときに得点してくれる選手ではない。
アタッキングサード(の特にサイド)で起点になろうとして、ゴール前にいないことが少なくないからだ。
ところが、今季終盤は、高橋峻希というサイドアタッカーが登場したことにより、エジミウソンの「サイドに逃げる動き」は終焉を迎えたかに思えた。
しかし、この試合、特に、峻希が交代した以降は、サイドに起点を作る動きが増え、ゴール前で勝負できず。
⑤センターフォワード不在(①と関連性あり)
(センターバック、センターフォワード。そして、左サイドバックも不在。宇賀神友弥の動きを見ていると、左サイドバックではない。しかし、今回のゴールが示したように、“攻め”の姿勢は評価できるから、やはり彼のポジションは前)



このような問題をいかに解決していくか。
ゼリコ・ペトロヴィッチの手腕が試される。

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