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2011年09月24日

6位と15位の試合であり、そうではなかった

Jリーグ ディビジョン1 第27節 鹿島アントラーズ



第26節が終了した時点でレッズは15位。
すなわち、1つでも順位を落とせば降格というがけっぷちという状況に置かれた。
降格争いをするレッズを私は初めて見るので、どういった心理状態でこれからの試合に臨むのかに興味がわいた。



この試合を端的に表現すれば、「6位と15位の試合であり、そうではなかった」ということである。
すなわち、ゴールを決められず、勝てないからその順位にいる。
一方、多くのチャンスを作り出す構築はその順位にいるチームのものではない、とも言える。



27分。
アレックスが深くえぐり、田代有三にボールを渡すが、どフリーで余裕を持ちすぎたため、頸椎捻挫の宇賀神友弥と代わって出場した野田紘史のブロックにあう。



30分。
原口元気は左でキープしているところ、柏木陽介がボランチの位置から上がるがボールは合わず。



38分。
曽ヶ端準からの大きなボールは、一気に前線の田代へ。
その田代から大迫へと渡りシュートに持ち込む。
たった2本のパスでシュートへ持ち込める力を示したシーンだった。



45分。
レッズはカウンターから、原口がドリブルで攻め込む。
そして、その前を走っていた小島秀仁へスルーパス。
その秀仁は、右足でシュートへ持ち込むが決められず。
忘れてはいけないのは、彼らの右をマルシオ・リシャルデスはずっと走っていたという事実である。
後半になり、そのマルシオには、山田直輝から絶好のロングパスが通ったのだが、これも決め切れず。



前半、レッズは中盤でのパスミスが少なくなく(このパスミスを誘引したのはアントラーズの早いヨセ)、そこからの(ショート)カウンターで攻撃にさらされる(バーやポストに当たるという運も味方につけていた)。
一方レッズは、その攻撃を耐え、(フットボールに適した気候だったためか、早い)カウンターでの攻撃を余儀なくされる。
後半、とくに両チームが疲れ切ったためにオープンな試合展開となったときには、それぞれの順位にはふさわしくない、力がある者同士の戦いとなった。
そして、アントラーズがより多くのチャンスを作ったが、結果は0-0の同点。
レッズとしては、今のチーム状態を考慮すると、喜ばなければいけない勝ち点1であった。

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