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2011年10月02日

失われたタテへの早さ

Jリーグ ディビジョン1 第28節 ガンバ大阪



ガンバ大阪は首位を走るチーム。
一方、浦和レッズは降格争いをしているという順位では相反するチーム同士が戦った一戦。
その順位の差はゲーム内容に表れる。
ガンバは淡々とボールを回しゴールに迫れるが、レッズは中盤でボールを失うことが少なくなかった。
これではガンバ先制は時間の問題と思われた。



そのような中、15分。
原口元気から山田直輝へボールが渡ると、その直輝からロングスルーパス。
そのボールを受け取った、ランコ・デスポトヴィッチがレッズのファーストシュートに持ち込む。
ボールが意思を持ち、躍動した瞬間だった。
そして、直後の16分。
この試合、右サイドバックに入った宇賀神友弥からサイドチェンジで原口にボールが渡ると、その原口から直輝へ渡り、シュートというシーンを演出する。



このように徐々にレッズが巻き返すかと思われたが、28分。
ガンバがこの試合で生まれた唯一の点をとることに成功する。
その起点は、遠藤保仁。
彼は中盤でボールを持つと、マークがいないため、易々とロングボールをイ・グノに蹴り込む。
すると、レッズDF裏へ抜け出したイ・グノは加藤順大との1対1を制し、見事フィニッシュ。
このシーン、ロングボールを出す選手にマークがいかず、失点が生まれるというこれまでと同様であった。



まるで規制されているようにアクションが少ないレッズ。
そのため、後半での巻き返しが期待された。
そのような中、41分に警告を受けた左サイドバック野田紘史が山田暢久とハーフタイムで交代。
その山田暢久は右サイドバックに、ウガは左サイドバックにポジションを移し後半を迎えた(サイドバック平川忠亮および高橋峻希が負傷中であり、すでに24分にウガも警告を受け、ウガはこれで累積4枚目。野田がさらに警告を受ければ、サイドバックがいなくなるため、野田を下げた)。



64分に小島秀仁に代わり梅崎司が投入され、それにより前線に若干の躍動感が見られたが、それは一時的なもので終わってしまった。
反対に、ガンバは、マシュー・スピラノヴィッチと永田充の間を抜けるようにラフィーニャが幾度もゴールへと迫る。
しかし、決定的チャンスをつぶしてしまったわけだが、そこには加藤の貢献があった。
またも加藤がいなければレッズは崩壊していた、という試合であった。

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