2011年09月04日
北朝鮮戦、埼スタで太陽は輝いていた
2014FIFAワールドカップブラジル アジア3次予選 GroupC
第1節 日本1-0朝鮮民主主義人民共和国
2014年に向けての戦いがとうとう始まった。
その初戦ということもあり、対戦する両国にとって固い試合になった。
たとえば、前への推進力を発揮する長谷部誠は、前半攻め上がる機会はほとんどなく、カウンターに気をつけるばかりにバランスに注力しすぎていた。
対する北朝鮮は、時折チョン・イルグァンがチョン・テセのサポートに来るものの、チョン・テセは終始孤立し効果的な攻撃構築は行えていなかった。
そのような中でも、クラブチームと同様のプレーをしていた柏木陽介。
あえて違いを見つけるとすれば、ポジションだけ。
レッズではボランチでプレーしているが、代表ではトップ下での起用となった。
その働きは、簡単に言えば動きまわるということ。
具体的には、26分。
遠藤保仁から柏木にボールが渡るかと思われたが、柏木はそれをスルー。
結局、そのボールは岡崎慎司に渡り、その間、柏木は再び前へと動き出すといういわゆる3人目の動きを見せていた。
そして、動きだけでなく、パスでも見せる。
32分。
香川真司が右に移動することにより北朝鮮DFは香川に引きつけられた(この香川のおとりとなる動きは称賛されなければいけない。しかし、5分。彼の一発ディフェンスのせいでロングボールを入れられてしまったことに関しては言及しなければならない)ところを、李忠成のヘディングに結び付けるという柏木からのボール。
このように、柏木はいたってレッズでの動きと同様のものを見せていた。
しかし、アルベルト・ザッケローニは物足りなかったためにハーフタイムで檄を飛ばしたのか、後半は徐々に本来の日本代表が見え始める。
4-2-3-1の「3」「1」の部分はあまり変わらなかったが、「2」は役割分担をし、しっかりと攻撃にリズムを作り出していた。
46分という後半開始早々に長谷部はペナルティーエリア外からのシュートで攻撃の意思をのぞかせる。
すると、54分。
中盤で右のヤットから左へサイドチェンジをしたかと思えば、長谷部はシュートへ持ち込んだ。
そして、74分には、長谷部が中盤でボールカットし、ドリブルでそのまま攻め上がり、ハーフナー・マイクのシュートへとつなげた。
Jリーグ第24節http://sanukireds.ashita-sanuki.jp/e456346.htmlで書いたように、ボランチの攻め上がりがいかに大切かを実践していた長谷部。
たしかに、ワールドクラスになれば、ボランチが攻め上がったとしてもマークがスイッチすることにより、すべてが脅威になるということは多くない。
しかし、それを続けることによりDF陣にほころびが生じる。
得点に直接つながらなかったといえ、長谷部の前への推進およびヤットのタテパス、つなぎまたはサイドチェンジは攻撃構築する上で非常に有効的であった。
それでは、日本代表から見える現在のレッズの立ち位置はいかに。
日本代表の試合を見て思ったのは、レッズでいかに柏木陽介が働いているかということである。
上述した日本代表のボランチに求められた「前への推進と(タテ)パス」は、レッズでは柏木1人が負っているもの。
すなわち、2人分の働きを1人で担っているというわけだ。
これではレッズでの柏木の負担ははかりしれない。
求められるのは、柏木の相棒を早く見つけるということだ。
それにより、浦和の太陽は輝きを増すはずである。

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第1節 日本1-0朝鮮民主主義人民共和国
2014年に向けての戦いがとうとう始まった。
その初戦ということもあり、対戦する両国にとって固い試合になった。
たとえば、前への推進力を発揮する長谷部誠は、前半攻め上がる機会はほとんどなく、カウンターに気をつけるばかりにバランスに注力しすぎていた。
対する北朝鮮は、時折チョン・イルグァンがチョン・テセのサポートに来るものの、チョン・テセは終始孤立し効果的な攻撃構築は行えていなかった。
そのような中でも、クラブチームと同様のプレーをしていた柏木陽介。
あえて違いを見つけるとすれば、ポジションだけ。
レッズではボランチでプレーしているが、代表ではトップ下での起用となった。
その働きは、簡単に言えば動きまわるということ。
具体的には、26分。
遠藤保仁から柏木にボールが渡るかと思われたが、柏木はそれをスルー。
結局、そのボールは岡崎慎司に渡り、その間、柏木は再び前へと動き出すといういわゆる3人目の動きを見せていた。
そして、動きだけでなく、パスでも見せる。
32分。
香川真司が右に移動することにより北朝鮮DFは香川に引きつけられた(この香川のおとりとなる動きは称賛されなければいけない。しかし、5分。彼の一発ディフェンスのせいでロングボールを入れられてしまったことに関しては言及しなければならない)ところを、李忠成のヘディングに結び付けるという柏木からのボール。
このように、柏木はいたってレッズでの動きと同様のものを見せていた。
しかし、アルベルト・ザッケローニは物足りなかったためにハーフタイムで檄を飛ばしたのか、後半は徐々に本来の日本代表が見え始める。
4-2-3-1の「3」「1」の部分はあまり変わらなかったが、「2」は役割分担をし、しっかりと攻撃にリズムを作り出していた。
46分という後半開始早々に長谷部はペナルティーエリア外からのシュートで攻撃の意思をのぞかせる。
すると、54分。
中盤で右のヤットから左へサイドチェンジをしたかと思えば、長谷部はシュートへ持ち込んだ。
そして、74分には、長谷部が中盤でボールカットし、ドリブルでそのまま攻め上がり、ハーフナー・マイクのシュートへとつなげた。
Jリーグ第24節http://sanukireds.ashita-sanuki.jp/e456346.htmlで書いたように、ボランチの攻め上がりがいかに大切かを実践していた長谷部。
たしかに、ワールドクラスになれば、ボランチが攻め上がったとしてもマークがスイッチすることにより、すべてが脅威になるということは多くない。
しかし、それを続けることによりDF陣にほころびが生じる。
得点に直接つながらなかったといえ、長谷部の前への推進およびヤットのタテパス、つなぎまたはサイドチェンジは攻撃構築する上で非常に有効的であった。
それでは、日本代表から見える現在のレッズの立ち位置はいかに。
日本代表の試合を見て思ったのは、レッズでいかに柏木陽介が働いているかということである。
上述した日本代表のボランチに求められた「前への推進と(タテ)パス」は、レッズでは柏木1人が負っているもの。
すなわち、2人分の働きを1人で担っているというわけだ。
これではレッズでの柏木の負担ははかりしれない。
求められるのは、柏木の相棒を早く見つけるということだ。
それにより、浦和の太陽は輝きを増すはずである。

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Posted by sanukireds at 11:03│Comments(0)
│フットボール